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私が糖尿病になった原因は肥満と不規則な生活。HbA1cは9.9%

この記事は40代の女性に書いていただきました

…………

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・病院へ行くきっかけ

 4年ほど前のこととなりますが、倦怠感がひどく、近所の開業医に行ったところ、心臓に何か問題があるかもしれないと言われました。

 父親が心筋梗塞を患ったことがあったため、体質的に似ているかもしれないと思い、紹介状をもって大きな病院に行きました。

 心臓のエコーや血液検査など色々な検査を受けましたが、幸い心臓には異常は見られないとのこと。ただし酷い糖尿病との診断でした。

 寝耳に水、頭の中が真っ白になりました。

 HbA1cが正常値では5.6から5.9%のところ、9.9と高い状態でした。

 でも、家族に糖尿病になった者はおらず、なぜそうなったのか分からないまま、いったん帰宅し、日を改めて糖尿血液内科を受診しました。生活習慣が原因の2型糖尿病と告げられ、「外食を控えつつ薬を飲んで現在の数値を下げていきましょう」とのことでした。

・これまでの生活が不規則過ぎた

 倦怠感の原因を探るための検査でしたが、糖尿病が見つかったのは今となっては不幸中の幸いだと思っています。

 ただ、これまでも健康診断など何度も受けているのに、なぜ急に見つかったのか、不思議でたまりませんでした。

 現在働いている会社の入社前健康診断では健康そのものだったのに、半年くらい経過したところで、なぜ急に高血糖?

 倦怠感がひどくなったころ、夜中によくふくらはぎが痙攣したり、尿が泡立つ等の症状がありました。倦怠感で受診するまでこういった症状が2年ほど続いていて自分でも原因が分からないままほったらかしにしていました。思い起こせば、20代のころから考えて、20キロ以上も太った事(肥満)や外食が多く不規則な食生活を送ってきていました。

 そこで、担当医にこういった状況であることを話したところ、急いで食べたりしていないか?という質問を受けました。

 昔からお昼ご飯を早く済ませるために早食いの癖がついていたことを話したところ、早く食べることによって急激に血糖値があがるため、コンビニ弁当を止めることが難しければ、ゆっくり噛んで食べてみてくださいとのアドバイスでした。

・糖尿病の診断後

 診断後は「メトグルコ」1日3回を処方されました。

 併せて、肥満状態を改善しないとインスリンの効きが悪くなるので、規則正しい生活と、外食を控えるなど食生活を変える努力をしてくださいと言われたので、まずは、会社の帰り道にお菓子を買って帰り食べることを止めてみました。

 仕事の都合上、お昼はどうしても出来合いのお弁当を食べていたため、夕食は自宅で作るようにしたり、糖質の多い食べ物を控えるようにしました。

 すると、薬を飲みつつではありますが、1年経過する前にはHbA1cの数値が6.9ほどとなりました。正常値が5.6~5.9ですので、まだまだ高い状態でしたが、9.9よりも3.0も改善しました。

・傷の治りが遅い?

 糖尿病の診断を受けた時に「一番恐ろしいのは合併症ですよ。失明したり、足の切断もあり得る」と告げられて怖い思いをしました。ただし、生活習慣を改めることで、血糖値を下げると合併症のリスクは減ると言われたことを胸に、食生活などにも気を付けてきました。先生によるショック療法でしょうか(笑)

 幸い現在のところ合併症はありませんが、1年ほど前に急に骨盤腹膜炎を患い、それに伴い敗血症になってしまいました。2週間ほど入院していましたが、骨盤腹膜炎の原因が卵巣にあることがわかり、ガンかもしれないということで、手術することとなりました。

 手術前検査で、卵巣摘出以外に、右肺の下に神経鞘腫があることが分かりこちらも同時に摘出することになりました。

 手術前に2人の先生(婦人科と外科)それぞれから、糖尿病がある場合、手術した時に傷の治りが悪いことが多いと告げられました。入院中は朝晩に指先に針を刺して血糖値を測られていましたが、いつも正常値内に治まっていました。

 手術は8時間にも及ぶものでしたが、卵巣にも神経鞘腫にもガンはなく、あとは経過観察でよいということと、傷の治りもよく術後1週間で退院できました。

・現在の生活について

 現在糖尿病と診断され4年目を迎えましたが、1日3回「メトグルコ」を飲む生活を送っています。

 もちろん、規則正しい生活を心がけ、食生活にも気を付けています。そのため、食後血糖値を計測しても、HbA1c6.5程度で落ち着いています。

 これからどんどん歳をとり、免疫力も落ちると考えられますが、できる限り規則正しい生活を送り、糖尿病とうまく付き合っていきたいと思っています。

[参考記事]
「糖尿病と上手く付き合うには薬だけではなく運動が非常に大事」

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